鍼灸施術0013 赤ちゃんの湿疹

虎口三関 小児はり 鍼

生後7か月 男児

生後、7か月のお子様が2週間ぶりにこられました。
口のよこ両方に赤い湿疹が3日前から出ています。
ペットのいるお友達のところに遊びに行った夜から出始めました。

針灸房:「湿疹の出る前にお母さん何か甘いものを取らなかった?」
母:「いいえ、いつもと変わりません。」
針灸房(おかしいなと思いつつ):「そのあとは?」
母:「ラムネ菓子がほしくて、結構たくさん食べています」
針灸房:「あっそれや、ペットのアレルギーと違います、食べ物が原因でなおりが悪いのですよ、お通じがつけば治りますからね」

【体表観察】
虎口三関:両方の風関にやや赤みを帯びた
血管(太さ:右>左)が気関に向かって伸びています。
寸口の脉は食滞の滑脉。
気色は心肝胆脾。

【施術】 右公孫 銀鍼を翳すのみ。
【効果判定】  虎口三関の血管が細くなり、赤味が消失。
【針灸房】
母乳をかいして、甘味が赤ちゃんに影響したものです。
必要以上に甘みを取ると体の機能を低下させます。そのために湿疹が治りにくかったのでしょう。
お母さんが治療をしている間に、口の横の赤味は半分程度になっていました。

姫路市の鍼灸院、山下針灸房