高度生殖医療の妊活鍼灸サポート【36歳・女性】

不妊治療【36歳・女性】

9診目後に移殖し、11診目に受胎を確認されました

山下針灸房の特徴であるやさしいきゅうで的確にツボを調節し、体のバランスを整え、自らの回復力で体調を回復し、健康管理に期待ができます。今回は、不妊治療のお手伝いの症例をご紹介いたします。

クライアント様のプロフィール

36歳・女性
2012年2月/結婚
2012年10月/不妊治療をレディースクリニックにて始める。子宮卵管造影は左が少し詰まり気味。その他の検査は異常なし。当院受診までに、タイミング療法、人工授精7回、体外受精1回をおこなっている。
   

その他の症状

頭痛(後頭部から右側頭部)、肩こり、腰痛。
便通/たえず、軟便から未消化、水様便の後は倦怠感があり悪寒を伴うこともある。環境の変化で便通が止まる。
睡眠/小さな物音で目覚める。食後に眠気に襲われることが多いので、仕事の日は昼食の量を減らしている。夢をよく見る。寒暖の変化に弱い。

既往歴

2005年/バセドウ氏病、モヤモヤ病

カルテ

初潮/14歳。
月経/30日。
期間/5日。
量/4日以降ごく少量
塊/ゼリー状が2日目にでる。
痛経/下腹部・腰部に鈍痛。
おりもの/少量。
排卵/排卵痛あり。

体表観察

顏色/艶少なし、白黄青、脾腎。
舌/淡紅色褪せきつし、薄白、胖嫩。
脈/1息3至枯滑。
腹/心下、両脾、臍周、臍下不仁。
ツボ/脾兪、胃兪、三焦兪、腎兪、大腸兪、太白、太衝、太溪。

治療指針

証/腎虚、脾虚。
脾気を建てていく。その後、疏肝理気を行いながら先天の腎気を高めていく。

効果のあったツボ

百会、しん会、関元、大巨、公孫、脾兪、照海、肝兪、腎兪などを適宜使用。

針灸房のツボ

後天の気、脾胃を調整することによって、肝鬱・腎虚を立てていくことができた症例です。9診目後に移殖し、11診目に受胎を確認されました。尺位の脉は妊娠脉をわずかに表れている程度ですが予後は良好と判断します。