体外受精で通院45日後に妊娠を確認

0731子宝

テーマ

今回は、体外受精2回目で妊娠された例をご紹介いたします。

針灸房から

鍼灸施術により6診目の施術で、体外受精により妊娠が確認されました。
クリニックの諸検査で問題がなく、でも妊娠しない、原因がわからない。
東洋医学からみると胃腸の働きがよくないタイプのものは、脾胃の調整がしっかりできて、気の流れを良くすることができれば、短期間で結果を得れる症例です。

クライアントのプロフィール

34歳女性/159cm 46kg。
平成22年結婚、その後子宝に恵まれず、結婚1年後より婦人科にてタイミング療法、人工授精(10回)、平成27年4月より専門医に変わり、一度目の体外受精は成功せず、その後当院にて妊娠治療を始める。


既往歴

24歳 肺気胸。


カルテ

初潮/13歳。
月経/30~34歳。
期間/5日。
塊/レバー状で細長いものがホルモン剤を服用後より。
痛経/下腹部から臀部にかけて激痛、鎮痛剤で軽減。
おりもの/不明。
排卵痛あり。


その他の症状

便通は1日に2回で軟便傾向。
昼食後、眠気がある。
白髪が増えた。
頭痛。
頚肩の凝り。
倦怠感があり、特に朝に疲れやすい。
目まいがする。
手足の冷え。
夜間のトイレ。
などがある。

体表観察

顏色/艶少ない、青、肝脾腎。
舌/淡白、胖嫩、両舌縁無苔、胖嫩。血(おけつ)きつし。
脈/1息3半至、滑弱。
腹/心下、両脾きつし、両肝相火、左大巨、左少腹少し。
ツボ/太衝、太白、衝陽、神門、腕骨、太淵、神道、左心兪、筋縮、中枢、肝兪、胆兪、脾兪、胃兪、三焦兪、第1腰椎~第3腰椎棘突起際。

施術指針

証/肝脾同病。
治療/左太衝、左三焦兪。

経過

2診目 生理痛が楽だった。
4診目 内膜の厚みが8mmとなり、移植予定。
5診目 便通が1日1回となる。
6診目に妊娠を検査薬にて確認の報告。
7日後に病院にて検査が陽性となり、施術を中止する。