鍼灸施術0020 ひじ痛

野球肘・ひじ痛

男性 12歳
小学3年生より硬式野球クラブに所属する。
昨年春肘痛、秋肩痛をおこすが、接骨院にて処置をうけよくなる。
同様に今回も処置を受けるが、快方に向かわず針灸房に来院する。
2か月前より、痛み出す。
幹部の痛みので指先へ痛みはなし、肩痛もない。
キャッチボール程度で肘の痛み、翌日は肘に張りを感じる。
シャドウピッチングでボールを離すあたりで痛みを感じる。
投げ方は、スムーズな方である。

痛む部位:肘内側の痛み。
触診:上腕骨内側上顆に圧痛あり。

体表観察

脈:一息3至枯弦。舌:淡紅白白舌尖紅刺。腹:臍周、右肝相火、心下、脾募(右>左)。ツボ:太衝、腕骨、合谷、心兪、厥陰兪、筋縮、肝兪、胆兪、小腸兪、大腸兪等が顕著。

治療指針

肝鬱気滞による小腸経心経の経筋の異常。
疏肝理気を行い、経筋を調整していく。

効果のあったツボ

百会、筋縮、右第9棘突起骨際、小腸兪。

治療回数

週2回のペースで6回目にてほぼ痛み消失、経過観察の為に週1回のペースで4回、痛みの再発のないことを確認して治療を終了する。