初めての方へ

施術の流れ

1.予診表の記入 ~事前のチェック

受療される前に問診票をご覧いただき、一度、書き込んでみてください。そうするとそれだけで、自分自身の今の状態がわかり、解決法が見出せるかもしれません。

下記の「予診票」をダウンロードしていただき、事前にご記入をしていただければ助かります。

2.カウンセリング

初回のカウンセリングは丁寧に、初めてお会いするわけですから、症状の特徴はもちろん、きちんと体質を見分けるために、丁寧にカウンセリングを行うことが大切だと思っています。気になる症状は何でもご相談ください。

3.体表観察 ~ツボの反応

実際にお体に触れて、顏・舌の色艶、お腹・背中・手首のツボなど、重要なツボの状態をチェックしていきます。症状や体質と照らし合わせて施術効果の高いツボを探していきます。

4.説明 ~安心して施術を受けていただくために

カウンセリングと体表観察で得た情報を東洋医学的に分析し、病気の原因、施術法の説明を丁寧に説明をさせていただきます。安心して施術を受けていただきたいので、わからないことはご質問してください。

5.施術 ~はりときゅう

厳選したツボを施術します。針灸房では「少ないツボ」にこだわっています。
お体の反応を確かめながら施術をおこないます。お体の反応によって施術時間が異なります。お体が変化するまでベットで上でお休みいただきます。

6.施術効果を高めるには ~効果の持続性

施術中から施術後にかけてお身体は大きく変化をしていきます。症状が軽くなる、気分がスッキリする、など、さまざまな反応があらわれます。施術後は、治療室でご休憩をしていただいています。安静にしていただくことで施術効果が安定します。また、平生の養生法を自宅でもできるものから丁寧にご提案いたします。それを実践し、普段の生活を改善していただくことが、体をより良い状態で維持するポイントです。

針灸施術に使用する道具について

毫鍼(ごうしん)

日本のメーカーのディスポーサブル(使い捨て)のはりを使用しています。
使い捨ての為、感染の心配はありません。

打鍼(だしん)

『鍼道秘訣集』(1772年)に紹介された独特の鍼法です。1970年頃より藤本蓮風師が現代風にアレンジして体にさすことなく、鍼を皮膚に当てて、槌でコンコンと叩いていきます。とても気持ちの良い施術法です。特にお子様には人気があります。

古代鍼(こだいしん)

藤本蓮風師が1990年に訪中の際に、北京医史博物館でレプリカが求め、復元したものを【古代鍼:こだいしん】と呼んでいます。臨床研究の結果、刺すことなく皮膚に接触するのみで臨床効果を挙げています。
材質は金と銀があります。はりが怖い方にはとてもよい施術方法のひとつになります。

お灸(きゅう)

もぐさをお米の粒くらいの大きさに整えて使用します。暖かさを感じるくらいで火をけす八部灸と直接焼ききる当熱灸などがあります。温灸(おんきゅう)は、皮膚に当てることなく暖めるお灸です。

適応疾患

WHO(世界保健機関)が鍼灸療法の有効性を認めた病気には、以下のものがあります。

神経系疾患

◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

運動器系疾患

関節炎・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)

呼吸器系疾患

気管支炎・喘息・風邪および予防

消火器系疾患

胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

代謝内分秘系疾患

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

生殖、泌尿器系疾患

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

婦人科系疾患

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

耳鼻咽喉科系疾患

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎

眼科系疾患

眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

小児科系疾患

小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

※上記疾患のうち◎は、わが国においては、鍼灸の健康保険の適用が認められています。

※他にも効果がある症状もありますので、ご遠慮なくご相談ください。