円形脱毛症

円形脱毛症

原因

頭髪毛根局所の自己免疫疾患
Tリンパ球が異常を起こしてしまうと、正常な細胞を攻撃

脱毛症

円形脱毛症は、ストレスからおこることにはかわりありませんが、最近では「自己免疫疾患」に分類されています。

頭髪の毛根周辺に集まっている免疫細胞が異常になり、「自己免疫反応」おこして毛根を攻撃するために脱毛症がおこるといわれています。

免疫反応というのは、体内にウイルスや細菌などの異物が入ってきた際にTリンパ球が異物を攻撃するのですが、このTリンパ球が異常を起こしてしまうと、正常な細胞を攻撃してしまうことがあります。これを「自己免疫反応」といいます。

ストレスがきっかけとなり、自律神経が乱れ交感神経が昂り、自己免疫反応を引き起こしてしまいます。

自律神経を調節し交感神経と副交感神経のスイッチの切り替えを上手くおこない副交感神経優位の状態になることでストレスに上手くつきあうことで出来るとが自己免疫が過剰になることなく免疫機能を正常に戻すことになります。

ただ、このストレス過剰の社会でストレス回避することは非常に難しく、そのためには、ストレスと上手くつきあう体に鍼灸施術で身体調整すればよいことなのです。

きっかけはストレス

  • 過度な過労
  • 睡眠不足
  • 高カロリーの食事または過食運動不足

などが加わり免疫の過剰反応 

円形脱毛症になるきっかけ

頭部の毛根を局所的にTリンパ球が攻撃して、髪の毛が抜けてしまいます。

ストレスにも、肉体的負荷と精神的負荷があります。肉体的負荷というのは睡眠不足とか過度な疲労、高カロリーの食事または過食、運動不足などです。

精神的な負荷というのは、緊張しやすい性格、過度のプレッシャーもありますが自分自身の思い通りにならない事柄に耐えられないのが精神的な負荷となります。

他には風邪、睡眠不足、過度な疲労、胃炎、出産、大きなケガなどが精神的・肉体的にストレスとなり体に影響をあたえ緊張が抜けない体を作ってしまいます。毛根の免疫機能に影響を与えると脱毛症になります。

他に自己免疫疾患といわれるものには、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェグレーン症候群、皮膚筋炎、全身性強皮症、血管炎、バセドウ病、橋本病、悪性貧血などもそうです。

円形脱毛症のタイプ

  • 軽症  単発型(1か所)  多発型(2か所以上)
  • 重症 「多発型」、「蛇行型」、「前頭型」、「汎発型」

軽症の脱毛症は、単発型(1か所)と多発型(2か所以上)に分けられています。

円形脱毛症には、円形だけでなくそのほかにも種類があります。

500円玉サイズの円形や小判型の脱毛が1か所であれば「単発型」、2か所以上あると「多発型」に分けられます。脱毛の範囲が少ないと軽症ですが、脱毛の範囲が25%を超えると重症になります。

重症の脱毛症には、「多発型」や「蛇行型」、「前頭型」「汎発型」と分類されます。

円形脱毛症の早期発見のポイント

  • 抜け毛のチェック
  • 毛根があるかないか? 

早期発見が何よりのです。

頭髪は1日に約0.3mm、1カ月で約1cm、約4~6年間伸び続けます。

そのポイントは、日々、抜け毛の毛根をチェックすることです。

抜けた毛の毛根があるかないか?

円形脱毛症で抜けた毛は毛根が付いていません。

毛根がついてれば生え変わり、毛根がないと炎症によって髪の毛が抜けてしまっている可能性があります。

針灸房が鍼灸できること

  • 頭皮毛根部への血流の改善
  • 免疫応答の正常化 

円形脱毛症は自然に治ることもありますが、西洋医学との組み合わせによる相乗効果も認められています。病院で処方された薬を続けながら、鍼灸施術を併用することが可能です。一人で抱え込まず、安心して鍼灸施術を受けてみてください。

鍼灸施術は、体の血流の改善と副交感神経を優位に働かせる自律神経の改善を得意としています。また近年、病院やクリニックでも直線偏光近赤外線治療をおこっているところもあります。

当院の所有するスーパーライザーHA2200(直線偏光近赤外線治療器)を併用することで鍼灸施術との相乗効果で免疫の過剰反応を抑制し正常な機能に戻し、毛根への血流改善にはたらきかけています。

※当院は、皮膚科学会が禁止している円形脱毛症の患部に直接お灸を行うことはありません。