発症翌日の踵
姫路市の山下針灸房です。今回は、踵骨剥離骨折の鍼灸施術です。骨折なのですぐに治るわけではありませんが、打撲にから生まれたオケツと考えて処置をしています。今回は背中のツボをつかって改善を図ります。
鍼灸学校時代に、柔道で背負い投げられて受け身がうまくいかず左手親指を剥離骨折した時は、教授に鍼に電気を流して治してもらったことがあります。その時も7日は早く愈った記憶があります。
男性 16歳
クラブの練習中に右足首をひねり強打する。
体重をかけられない。
内旋で痛みがきつい。
病院では「骨には異常ない」とのこと。
後に、ごくわずかな剥離骨折が判明。
体表観察
ツボ:肝兪、筋縮、胆兪、膀胱兪。
D9、D10、竅陰、至陰圧痛。
※Dは棘突起骨際。
脈:1息3至右尺位枯弦。
腹:右肝相火、心下。
踵の叩打痛かすかにあり。
【効果のあったツボ】
右D9
【効果判定】
患部の痛みなし。
脈枯弦消失。