家庭での温灸を併用して二人目不妊を施術
山下針灸房の特徴である少ないはりきゅうで的確にツボを調節し、即効性と持続性のある鍼灸療法は、体のバランスを整え、自らの回復力で体調を回復し、健康管理ができます。今回は、家庭での温灸を併用して二人目不妊の治療をお手伝いした症例をご紹介いたします。
クライアント様のプロフィール
33歳・女性。28歳の時に女児を出産されましたが、その後は子供を授からず。
その他の症状
肩こり、腰痛、背部痛、頭痛、倦怠感、疲労感、下痢。
カルテ
初潮/14歳。
月経/25日前後。
期間/4日。
量/少量。
塊/10円玉位でレバー状態。
痛経/経前にきつし、塊が出て収まる。終わった後に倦怠感があるときがある。
おりもの/淡白から淡黄ごく少量、粘りなし。
基礎体温/つけていない。
体表観察
顏色/肝脾腎、青黄。
舌/淡白、薄白、舌裏/怒脹。
脈/1息3至、滑不足、尺位力無。
腹/臍下不仁、少腹急結、心下、両脾之募。
ツボ/太白、太衝、太溪、照海、脊中、筋縮、中枢、脾兪、肝兪、腎兪、関元兪。
施術指針
証/肝鬱気滞、気虚気滞血(けつお)。気虚をおこさないように気機をめぐらして、脾腎を強化していく。
効果のあったツボ
鍼/百会、肝兪、太衝、照海を適宜使用。
温灸/臍、関元、三里(足)。
針灸房のツボ
遠方からお越しのクライアント様なので、月に1~4回程度の施術と、自宅にて温灸をおこなっていただきました。鍼灸による施術を開始後、6ヶ月で受胎を確認。その後出産まで、鍼灸施術によるマタニティケアを行いました。