あけましておめでとうございます。
甘草(かんぞう)と乾姜(かんきょう)
傷寒論(しょうかんろん)にある桂枝湯(けいしとう:桂枝・勺薬・生姜・甘草・大棗)の中に配合されている成分の一つで、甘草と乾姜(生姜)をベースに他の生薬と組み合わさり、色々な病気を治すことができます。
鍼灸では生薬の効果は経穴(けいけつ:ツボ)に相当します。針灸房独自の治療穴をベースに、沢山のツボの組み合わせからクライアント様にあった最良をツボをセレクトしお身体を健康に導きたいと思います。
本日、5日より営業をいたしております。
本年もよろしくお願いいたします。
甘草は味甘平、緩和を主として逆をめぐらす効あり、逆とは当に反する事なり、めぐるとは元に戻る事なり、故によく厥を復し熱を消し痛みを和らげ煩を治す。
生姜 味辛温、気を扶け外を実すこれ生姜の発汗薬に多く用いらるる所以なり。
生姜と乾姜の違い
生の生姜と乾かしたる生姜とは、元一物にして大いに異なる、自然の妙用まことに窮究し難きもの多し、而して乾姜の場合は散辛化して歛辛となる。
生姜は進むことを主り乾姜は守ることを主どる。万物の変化まことに計り知るべからざる所あり、乾姜は深きを温むる効あり、故に厥を回し下利を止め嘔を治す。『新古方薬嚢』
兵庫県姫路市 山下針灸房
代表 山下雄司