皮膚の冷えからくる風邪ひきの初期症状からくる咽痛対策。

0915のど足湯

足首のより少し下からスタート、ぬるく感じたらたし湯

足湯

1、足湯に先立って、コップ一杯の水を飲む。
2、足湯をするには、入浴温度より二度五分~三度高いお湯に、足のくるぶしが隠れるまでつけ、六分たもつ。お湯の温度が下がらないように、差し湯をしながら行う。
3、乾いたタオルでゴシゴシよく拭き、発赤の薄い方を二分追加する。
4、よく拭いてから寝る。
参考文献:『風邪の効用』(著:野口晴哉 筑摩書房)

0915のど

針灸房のあし湯のやり方と大きく違います。


咽痛みが出ている場合には、野口整体の『風邪の効用』(著:野口晴哉 筑摩書房)の足湯の方が、効果があります。


足首より下が微妙に赤くなっています



必ず足の温まり方、お湯に触れている皮膚の赤味に、左右の差が起こります。


赤味の薄い方の足をもう一度、暖めなおしてください。


あとは、しっかり拭いてください。

酢水でうがい

足湯の後に、酢水でうがいをしていただければ、咽の痛みは楽になっていくと思います。


皮膚の表面が冷えると、身体は皮膚の冷えを追い出そうとします。


くしゃみ、身震いで冷えを追い出していきます。


これができない場合、寒気、悪風、と風邪ひき初期の状態になります。


体は皮膚が冷えてしまうと、どこかにわずかな熱をおこしていきます。


これが、咽の炎症だったり、咽痛となるのです。


他には、目の充血、目の痛み、頭痛、めまい、耳鳴り、中耳炎、頚部痛、肩こり、腰痛なども引き起こしていきます。


自宅にあるお酢で構いません。


最初は、お水10対お酢1の割合でうがいをやってみてください。


効き目がわるければ、むせない程度にお酢の濃度を濃くしていってください。


1日に1~3回おこなってください。


簡単なものなら、足湯と酢水で良くっていきます。

苦酒(くしゅ)

漢方薬では、お酢のことを苦酒といいます。


お酢は、食養では陰性の調味料なので体を冷やしていく働きがあります。


『新古方薬嚢』では味酸平とあります。


酸っぱいのは冷やす傾向がある位にとどめる方が良いかもしれません。


一般にはお酢に殺菌作用があって炎症に効きます


咽の軽い炎症を起こしたときにも効き目があります。


『傷寒論』(しょうかんろん)ではお酢をつかっている方剤は、半夏苦酒湯(はんげくしゅとう)、黄耆芍薬桂枝苦酒湯(おうぎしゃくやくけいしくしゅとう)、猪脂や重湯にといて使っています。