四柱推命はあくまでも統計学です。
生まれた日を、万年暦(まんねんれき)から、年月日時間とそれぞれ、4つの干支(かんし)に振り分けていきます。生まれた日を中心として、年月時間の干支の力関係を通変星(つうへんせい)、十二運、神殺(しんさつ)から見ていきます。
本当は、生まれた時刻までクライアント様にうかがってからテキストを作らないといけないのですが、針灸房のカウンセリングの時点では、ちまたでいわれる三柱推命を行っています。
クライアント様の通常鑑定の場合は生まれ時間まで伺っています。
生まれ時間もかなり大切で、生時がわかった時点で「先日、お話の内容はナシ」ってことも極わずかですがあります。
通変星と子供
女性から生まれるのが子供、通変星では比肩劫敗から生み出されるのが食神傷官となります。
女性の方のおばあちゃんから見ると財星が娘の孫星、おじいちゃんから孫星をみると印綬倒食が孫星となります。
男性から子供星をみるには、パートナーから生み出されるのが子供星となるので、パートナーは財星となり財星から生まれるのが官星、男性は官星が子供星となります。
では、男性のおじいちゃん、おばあちゃんから見るとどうなるか?
ここからややこしくなります、男性方のおばあちゃんからみると傷官の息子の嫁が偏官、偏官から生じる印綬倒食が孫星となります。男性方のおじいちゃんからみると息子は偏官となり嫁は劫敗、その劫敗が生まれる食神傷官が孫星となります。
まとめると
女命に 食神傷官
男命に 偏官正官
女命方祖母 財星
女命方祖父 印星
男命方祖母 食神傷官
男命方祖母 印星
この時に、妊娠のチャンスがあります。
夫婦の相性と妊娠
女性が食神傷官運、男性が正官偏官運と、リンクすれば格段に妊娠される確率は高くなっていきます。
どちらかの大運と歳運、大運と月運とでもチャンスありとみます。
このような場合は、やはり専門的に要鑑定が必要となります。
命式と子供
男性で財星、女性で食神傷官が、命式中に存在すれば妊娠してお子様を授かる縁があるとみます。
そして、この財星・食神傷官を阻害する運にくれば妊娠が難しく、財星、食神傷官を強める運がくれば妊娠しやすくなります。
たとえ命式中にお子様運がなくても、10年運、1年運、月運、日運に循ってきますからその時のチャンスをしっかりつかむことが大事となります。
日運と排卵日がリンクする小さいチャンスをつかんで妊娠されている方、日運と体外受精の移植日がリンクするチャンスをつかめた人もおられます。
男性に官星がめぐれば、精子の量、運動量が上がり、運動率が良くなっていきます。
では、このチャンスをつかむためには妊娠しやすい状態にお身体を整えていく必要があります。
お身体の調節の大事さ
予期せぬ妊娠という時には、女性の食神傷官運での妊娠がわかることはめずらしくありません。
ただ、妊娠されにくい方には、「この時に妊娠しますよ」と説明をすることが非常に難しくなってきています。
近年の食生活の乱れ、生活習慣の激変、特にお身体の体力低下が顕著に影響していると思われます。
生理の状態についても、以前若かりしころ東洋医学で習った正常な生理はどこに?と思うくらい、現在は異常な生理の方が多く見受けられます。
また、その異変も気ずかず、妊娠を意識されてから「どうしよう」と多くの方が悩まれています。
当院では
女性の妊活にはよい卵子を育てる育卵鍼灸と着床を手助けする着床鍼灸とにわけて施術をおこなっています。卵巣にダイレクトに血流量を上げてて行く方法を自律神経系を介して副交感神経優位にし着床にかかわる免疫を正常な形に戻していく方法をおこなっています。
男性不妊には、精巣への血流量を上げていきます。十分な血流を確保することで精子の成長を促進させます。それによって、精子の運動率、直進率を改善させて、その結果良質な精子を作り出していきます。結果、DNDの損傷もカバーできると思います。
東洋医学からみると、肝の臓、脾の臓、腎の臓から、胞宮(ほうきゅう:子宮のこと)の調節を鍼灸でアプローチをしていきます。
「妊娠は時間との勝負」、限られたチャンスをゲットするために、鍼灸施術で体調の管理をやっていく必要があると思います。
運命学:四柱推命から考える子宝に恵まれるタイミング とは
実際の鑑定例を解説しています。こちらもぜひご覧ください。
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2021年2月より子宝鑑定ご相談を承ります。
後日、アナウンスいたします。
責:姫路市山下針灸房 山下雄司