針灸を併用することで、人工授精・体外受精の成功率が高まります。

針灸を併用することで、人工授精・体外受精の成功率が高まります。

産婦人科や不妊専門クリニックの治療をお手伝い

私が子宝施術を本格的に始めたのは、藤本漢祥院のスタッフとして仕事をしていた90年代です。子宝、マタニティ、産後のケアに関わる施術をたくさん経験させていただきました。
当時は東洋医学オンリーで鍼灸施術を行なっていましたが、独立・開業から10年以上が経過した今は、病院の産婦人科や不妊治療専門クリニックの治療をお手伝いする形で施術を行うのもいいな、思っています。

先日も、体外受精の準備のために身体をメンテナンスされている方とお話をする機会がありました。「結果がほしいです」の言葉を聞き、何とかしてあげたいという気持ちがさらに強くなりました。
人工授精・体外受精は、はり・きゅうによる不妊治療を併用している方のほうが子宝を授かる確率が高くなるという研究結果も発表されていますので、不妊でお悩みの方は、ぜひ一度当院にお越しください。

参考:米国生殖医療学会誌(2002年4月号)に掲載された報告

体外受精の前後に鍼施術をすると、妊娠率が大幅に向上するという研究結果を、ドイツと中国の研究チームがまとめた。

米生殖医療学会誌に掲載された報告によると、体外受精を受ける女性160人を2つのグループに分け、一方に体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施。 もう一方のグループには、鍼をせず通常の体外受精を行った。

その結果、 鍼治療グループの妊娠率が42.5%に上がり、鍼治療をしなかったグループの26.3%を大幅に上回った。
体外受精の妊娠率は、高くても3割程度とされている。

妊娠率が向上する詳しい理由は分からないが、 同学会は「確実に検証されれば、妊娠率向上に役立つ手法になる可能性がある」と注目している。
( 2002年4月30日 読売新聞より抜粋 )