鍼灸施術0017 帯状疱疹ヘルペス

帯状疱疹ヘルペス施術日とその7日後

女性 79歳
【症状】
右わき腹にヘルペス。
痛みは病院の薬で大分マシにはなっているが、刺すような痛みとチクチクした感じが残る。

【その他】
 口渇いつもよりあり、便通はやや軟らかい状態で臭いがあり、小便変わらず。
 寝つきにくい。

【体表の観察】
 脈:滑弦でやや浮いている。腹:左肝相火。ツボ:心兪、肝兪、胆兪、脾兪、胃兪、太衝、衝陽、などに反応顕著

【施術指針】
 肝胆湿熱を取り除くために、肝気を疎肝清熱し、便通を通じさせる。

【施術】
 筋縮 豊隆


【効果判定】
 脈が通常に近づく。チクチクとした自覚症状の消失。

 今回で2回目であるが、初期の段階で気づかれたので悪化はしなかったが、それなりのお年のために、経過観察は充分に必要であろう。
 おそらく、このまま緩解していく予定である。
 帯状疱疹は施術が遅れるとひどい痛みとなるが、初発できっちりとした処置ができれば、症状の緩解は容易ではあるが、再発の防止にはその後の養生がとても重要である。