梅雨後半の養生

梅雨後半の養生

姫路市の鍼灸院山下針灸房です。

大型の台風が通過して気圧が変化し湿度が多くなり、体調の悪い方が増えてきています。
胃腸が弱って熱中症になりやすくなっています。
この時期は、次のように注意をしてください。

・必要以上の水分を取らない。
・ご飯・海藻類・緑黄色野菜をしっかり取る。
・ミネラル塩を多い目に摂取する。
・適度な運動をする。

・必要以上の水分を取らない。

 これから暑さが厳しくなってきますが、本当に「水分が取りたい」と思う位になるまでは健康な人は水分を取らない方がいいです。
 確かに、水分摂取はこれからの季節には必要なことですが、「1日に水分は2リットルを目安に」と云われますが、人それぞれ体調が違います。身体が要求をする水分量が体に必要な水分です。「ほしい」と身体が要求しないものは必要ありません。
 余分な水分摂取は、身体には吸収できず返って身体にダメージを与えます。
 まして、冷やして飲むのはもってのほか、口当たりをよくして飲みやすくするのは必要量以上の水分を摂取してしまいます。
 常温でゆっくりと水分をとる。
 「常温の水分なんてのみたくないわ」と思うあなた、まだ体が水分を要求していない証拠です。

・ご飯・海藻類・緑黄色野菜をしっかり取る。

 胃腸に負担なく、ご飯7対おかず3の割合で、腹7分目をおススメします。
 胃腸が元気なのが、熱中症・夏バテ予防の特効薬です。

・ミネラル塩を沢山とる。

 身体の水分調整をしているのが、塩分です。たっぷりミネラルを含んだお塩をたっぷりと摂ってください。
 腎蔵の機能にはミネラルたっぷりの塩分が必要です。

・適度な運動をする。

 散歩がお勧め、適度な運動が酸素をたくさん含んだ血液を体全体にくまなくめぐります。

五行と夏土用
 四季の終わりには土用の月があります。春には春の土用、夏には夏の土用が・・。
 今では夏の土用がだけが残って、「夏の土用の丑は鰻をたべましょう」となります。
 この土用だけが午〔丙己丁〕6月は火となり未〔丁乙己〕7月は土となり、水は反剋され土剋水をおこしダブルパンチで腎蔵の働きを抑えていきます。
 胃腸症状がおかしくなったり、腎臓膀胱の働きがわるくなったり、腰、膝などお臍から下の病気をおこしやすくなります。
 ご注意くださいね。