虫さされ

霊台と督兪



往診の患者さんです。

夏になると虫さされがひどくなる時がある。

通常は、手の井穴を古代鍼銀の触れる針で処置をするのですが・・・。

今回は何時もと状態が少し違います。

患部をみるとジメーッとしています。



効果のあったツボ

手の井穴に2番鍼置鍼、霊台督兪に5番置鍼、巨虚下廉5番置鍼

針灸房のツボ

湿熱が影響して、虫さされの傷の治りを悪くさせているのです。

清熱をするだけでは、無理なようです。

一歩、踏み込んで清熱解毒して湿熱を捌いていくことが必要です。

内熱傾向の人は、湿疹、化膿は起こしやすいものです。

さらに、湿熱、オ血と結びついていくと慢性消耗性疾患と病を重篤にしていきます。

日々、便通をつけておくことが予防につながります。

井穴は瀉血行うのがオーソドックスなやり方ですが、軽いものであれば細い針で瀉法をするのも方法かと思います。