アミノ成分タップリのお味噌汁はいかがですか?

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アミノ成分タップリのお味噌はいかがですか

新聞に「飲む点滴の甘酒」とありました。

もっと身近に、アミノ成分タップリのお味噌がありますよ。

甘酒は、飲む期間が限られていますが、お味噌汁は通年を大丈夫です。

今回は、簡単にお味噌汁をご紹介いたします。

用意をするもの

・無農薬のお味噌 大さじ1杯

   できれば3年以上たっているお味噌をブレンドしてください。

・花かつお 一袋

・お湯

まず、花かつお1袋をお椀にいれて、お湯を注いでください。

少し冷ましてから、三年味噌をスプーン1程度、後はお好みの量を加減してください。

5分ほど置いて、召し上がってください。

もっと美味しくする方法がありますが、まずはこれから始めてみてはいかかでしょうか?

三年味噌

味噌は世界に誇る発酵食品です。その効能は世界中からも注目されています。

でも、大豆って身体を冷やすってご存知でした?
 「健康のために、納豆と豆腐を食べています」と云われる方に冷え症の方が多いんです。
 マクロビでは「大豆は冷え」とあります。

 中医学では、性質は甘平(あまみがあり中性)で、脾胃(ひい:胃腸に作用する。)ですけどね。黒豆はやや冷やす性質はありますが…。

 マクロビからみると、カリウム元素が多い食品、陰性(インセイ)で身体を冷やす食材なのです。特に男性は発酵させた大豆は控えた方がいいかもしれません。お豆腐でも、温めていただいてほしいものです。

 そんな冷やす作用のある大豆が、時間をかけて発酵していくと、たんぱく質はドンドン分解していき、たくさんのアミノ酸を生み出し、これがうまみとなります。

 陰性のカリウム元素がナトリウム元素にかわっていくのです。陰陽は極まると全く正反対の作用にかわります。これを陰極まれば陽、陰極まれば陽という陰陽の転化となります。

 大豆が最低でも1年かけて、陽性の食品にかわっていきます。
 良いものは3年の時間をかけて、強力な陽性発酵食品になっていきます。

 お味噌は生きてます。酵母が、酵素が生きています。発酵食品を頂くことが、腸内細菌、体内の酵素と一緒に身体を元気にしていくのです。

 この三年味噌が梅雨を乗り越え、夏の暑さに耐えうるミソなのです。
 皆さんも、夏ばて知らずの三年味噌を、是非、食してください。

 「手間に勝る効き目なし」と古方(こほう:日本漢方の流儀です)の巨匠荒木性次師もおしゃっています。手間という時間が大事なんですね。

 注:マクロビでは、食べ物を冷やすもの、温めるものを、カリウム元素とナトリウム元素のどちらが多いかで分けていきます。