赤ちゃんの便秘

赤ちゃんの便秘

お母さんが子宝の鍼で妊娠、マタニティ鍼灸でお体の調整、逆子の時もありましたが、元気な赤ちゃんを出産されました。

便秘

産まれてからどうもお通じの調子がよくなく、離乳食が始まってからは2日から3日のペースで硬い便の便秘で苦しんでいます。
コヨリで刺激をしても変わりません。
食欲はとてもあり、離乳食を沢山食べています。

体表の観察

顏色の艶よし、
お腹は、ミゾオチとおへその周りに冷たい感じあり。
背中は、冷たい部分と熱い部分と皮膚の表面に温度差あり。

施術

当院では、金と銀の材質の触れるだけの鍼で赤ちゃんのはりをやっています。
初診
背中に、みぞおちの相当する場所に、銀鍼を5回触れる程度にあてる。

2診目
1週間後に来院、便通は変わらず。
お通じが出るときに力む感じが、「幾分楽になったように」は感じるが、お通じのでるペースは変わらず。
処置は、身柱(しんちゅう)に銀鍼の接触鍼をおこなう。
施術3日後より、便通がよくなってくる。

アドバイス

2診時に、離乳食の量を減らしてもらうようにする。
赤ちゃんは生まれてきても体は成熟していません。東洋医学では「稚陰稚陽(ちいんちよう)」と陰陽が成熟していないといいます。
なので、離乳食の時期が来たからといって離乳食を始めるのではなく、その子の成長をよくよく観察してから、離乳食を始めたり、食べさせる量を決めてください。
そうでないと、胃腸の調子が悪くなるだけでなく、成長のリズムを狂わすかもしれません。
初めての離乳食はいくらほしがってもたくさん食べさせないように心がけて下さい。

身柱(しんちゅう)

日本では「ちりけ」とも呼びます。

兵庫県姫路市 山下針灸房