9月のぎっくり腰

例年になくこの時期にしては、ぎっくり腰、寝違い、五十肩の症状を訴える方が多い様に思います。 昼間は暑いのに明け方の温度の低下と、昼夜の寒暖の差が原因にあるようです。 予防法は、「足湯」、「朝風呂の入浴」をおススメします。





この9月初旬より昼夜の寒暖差が出始め、そのために体は毛穴がとじていく傾向にあります。まだ昼間はあついために汗腺を明け方に閉じれない方が多く見受けられます。 昼間は気温が高いため汗腺が開いて締まることができず、開いた状態で翌早朝を迎え、気温のわずかな低下でも汗腺をとおしてを体の中が冷え、慌てて汗腺が閉じるが、結果冷えが体に入りその冷えを発散できなくなって筋肉を緊張させていきます。

 さらに加えて、気圧の変化、肉体の疲労、精神的なストレスが重なると、体の回復させるスピードを極端に鈍らせていきます。 これが、筋肉の引きつり、こわばり、痛み(刺痛、やかん痛)となり、頚痛、背部痛、寝違え、腰痛、ぎっくり腰、膝痛などの症状があらわれていきます。そりゃ体に影響しますよね。

ということで、この9月は山下針灸房ですら、ぎっくり腰、寝違えが本当に多かった。 症例を紹介させていただきます。

ぎっくり腰
症例1  
40代男性 9月上旬朝、洗面時に「グキッ」と背部痛、7日間仕事以外は自宅にて絶対安静するも、あと少しがスッキリしない。  ツボ、脈を観察してくと、風邪症状もなく、ストレスといえば主要ポストの従業員が前日に退社を申し出たくらい。  施術後徐々に変化する。3日目にはすっきりしたと、ご家族よりご報告をいただく。

症例2  
60代女性  
朝突然、腰痛でベットから起きられなくなく。 やっとの状態で当院にご来院される。  原因はわからず。基礎疾患があり、両膝ともに人工関節。  座った状態で、施術をおこなう。  翌日、腰痛は全く気にならない。  あと肩こりの対応をして終了とする。

寝違え
症例1  30代女性  
マタニティ鍼灸を受けられていたクライアント様、出産後に初めてのご来院です。  首背中から肩腕にかけて急に痛くなる。原因はわからない。  伺ってみると、朝起きた時に「体が冷えた感じがあった」らしい。  首の動きを手甲と肩甲骨のツボを使って調節する。

症例2  30代女性  
「寝違えをしたらいい」と、来院。  首すじ、耳の後ろに痛み、ツッパリ感があり痛みを伴う。  他に、歯の食いしばり、耳鳴り、生理の異常、便秘などがある。  色々な症状をお持ちだが、まずは首の症状を処置していく。  足首周辺のツボを2か所、手指の付根のツボに1か所と肩甲骨のツボを使って調節をする。  次回の来院で首の症状は軽減し、これから他の症状を順次改善するために現在も通院されています。