37週4日の逆子横位

37週と4日の逆子

内容

37週と4日の逆子

逆子カウンセリング

逆子確認事項

体表の特徴

今回の逆子の鍼灸施術をおこなった理由

経過

結果

効果のあったツボ

針灸房のツボ

鼠径部痛・恥骨痛

患者:以前に逆子をなおしてもらんたんですが、また二人目もなってしまったんです。お願いできますか?

針灸房:急がないといけないですね、(といいながら予約表を確認する)

患者:はい

針灸房:で、何週目ですか?

患者:37週4日です。

針灸房:…。みてみないとわからないので、今日の✕時にお越しください。

逆子カウンセリング

まずはカウンセリングとお体のチェック、

32週目に逆子を指摘される、

37週目の健診でも横位のために「頭のある方を上にして寝るよう」にアドバイスあり、逆子体操はお腹に負担をかけたらいけないのでやってはいけないと指示される。

自分で3日間三陰交に温灸をする。

睡眠はトイレに行く以外はぐっすりと眠れる。

鼠径部が痛い。(会陰痛:詳しく聞いていくと、前面の脚の付け根ではなく、肛門と臀部の付け根の会陰横筋、肛門挙筋あたりが痛いようである。)

逆子確認事項

赤ちゃんの臍の緒は体に巻き付いていない。

羊水の多少もなく、正常範囲内。

胎盤の位置も問題がない。

体表の特徴

1息5至で特に脉の変化はなし。

腹部も非常にやわらかい。

肩甲骨周辺と、頚にこわばりを見つける。

今回の逆子の鍼灸施術をおこなった理由

  1. 経産婦であること
  2. お腹に緊張がなく柔らかいこと
  3. 前回も簡単に横位の逆子が改善していること

経過

連続して4日間鍼灸施術をおこなう。

上腹部がすっきりとしてくる。

結果

38週の健診では正常位に戻っていることを告げられる。

40週にて、正常位にて出産する。

鼠径部痛は2診目後、改善している。

効果のあったツボ

颪 臀落 二の臀 T4(4) 大腰

3診目以降、炭酸泉足湯をおこなう。

針灸房のツボ

今回は、37週と帝王切開直前のために施術をすることを悩んだが、「今回の逆子の鍼灸施術をおこなった理由」の通り、経産婦は子宮の広がるスペースに余裕があり、逆子の施術で一番大きなポイントはお腹が柔らかくなると正常に回復することを数多く経験している。子宮と腹部の柔軟性は関連しているために今回は横になるとお腹がダラリとベットに横たわるくらいになっているので、あとは赤ちゃんが正常にもどるきっかけをつくってあげるだけでよいと考えた。

また、ツボの大腰が骨盤のスペースをより作ることができたと考えられる。
今回は、連続して鍼灸施術をおこなっため、自宅でのお灸はお休みしていただいている。

鼠径部痛・恥骨痛

妊娠により骨盤まわりの筋肉やじん帯は緩んでいきます。さらに赤ちゃんの成長ともに子宮が大きくなり重みを増していきます。そのために体の重心が変化し、骨盤にかかる負担も増して、仙腸関節、仙骨、尾骨、恥骨結合などの一部に集中して負担がかかることで痛みを引き起こしていきます。そのために、ソケイ部痛、恥骨痛、仙骨痛、尾骨痛を起こしていきます。

鍼灸施術で骨盤にかかる負担を骨盤全体で受け止めるように身体調整していきます。

 ※結果には個人差があり、効果効能を保証するものではありません。

~呼吸はからだの要~  

兵庫県姫路市 山下針灸房